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人生何が起こるか分からないのは小さなころから身に染みていたつもりだったが、
今回ばかりはたまげた。

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★7年間色々ありましたね。

たまげたが、私は幸いイギリスで7年過ごして「まあいいや、しょうがないもんね。」とやり過ごす能力、それは私のポストマンがどんなに頼んでもEMSをあの手この手で雨の中放置していくのを、「またゴミ箱の中!」、「うわっ、リサイクルボックスがかぶせてあるけど丸見え?!」、「いやだいやだ、玄関の前にまっさらし?ばっきゃろー!」



「あー。今日もサインしなくて楽だった。垣根のところにおいてある、盗まれなくてラッキー。」

このくらい、7年のサバイバル生活は人間を変える。いや、変わらなくては痛む。やられる。

そのおかげか、今回家庭内でとんだたまげたことが起こったが、結局は「しょうがないもんね、人生一度きりだしね、心に聞いてみよー。」

となり、また平和なグラム家、ダークなイギリスの中1年ぶりにカタカタブログを再開したのである。

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★だってゆずこしょうとご飯がチーズよりすき。

いや、本当はそんな簡単ではなかった。苦しくて迷って、動けなくて、ここに帰ってくるまで本当に時間がかかってしまった。

だけれど、そんな話は私もつまらなくてしたくないので、前回から何を話していたかまったく覚えていないのだが、都合よく新たに適当なところから話を始めるとする。

どれだけブログを放置してしまっただろうか。

前回の「おやまのおじいさん」の続きを書きたいのだが、その前にいっぱいいっぱい書かなければいけないことがある。


まずぱちぱち男爵、みしまてつお(ぱちぱち)、私をおいて一人で今年の初めにびゅーんと日本に帰ってしまった。

桜を見たい、日本が恋しい、もう限界ですとつぶやいていたので、「行きたいなら行ったらいいよ。私はビザの更新もあってパスポートがないし、去年家族の不幸で2回も帰らせてもらったからね、いいよ。」

しおらしく良い妻っぷりに、「そうか、なら一緒に帰れるまで待とう!」という返事を期待していたが、

「ひこうきのチケットとりました。」

「は!」

・・・・・わ、わすれていた、南ア人である自分の国籍すら、出身すら、「にほん、げろおんせん」と勝手に変えてしまう、マイペースで名前も改名済み、日本大好き「てつお」

「出身はどこですか?」

「にほん、です!」

「アメリカ人ですか?」

「ぜんぜんちがい!!にほんじんです!」

それが私の夫であった。

「おおさかにいきますよ、たこ焼き食べておうどん食べて、肉まんもおいしんです。はは。」

やたらくわしいんですが?

ふつう、ふつう、おいていくか?日本人の妻、イギリスで一人留守番、おもしろいか?

自称日本人の南ア人の夫は「はい、にほんにかえります、さくらみます、やたー。」

ジョークですか?

わたし、桜7年見ていませんが。

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★そうです、日本人です。


さて、このように、前の春は夫にイギリスに置き去りにされた。こんちくしょー。

「日本に桜をみにいってこよー。」

そういって旅立って行った薄情もの夫、それならいってやる、わたしは・・・ええと、さんまだ、秋刀魚食べに行く!

ずっと根に持っていた私、ちょうど良い機会が訪れたと今回なんと1ヶ月一人で日本帰国を果たしたのだ、わっはっは。

いや、一ヶ月のつもりだった、わっはっは。

それが、気がついたら、ずるずると、いや、本当に、居心地が良すぎて、帰りたくなくて、ふと日付を見たら10月末。

パスポートの入国日、9月4日。夫の誕生日じゃないか。

やってもうた、楽しすぎて、自分がイギリスに住んでいることすら忘れていた。


実は家族に心配をかけたくなくて、最初の一ヶ月はマンスリーを借りていたのだ。

私はブログに「楽しいロンドン」、「素敵な国際結婚」、「おしゃれな海外生活」なんてものを書く能力はない、まっさら直球人間なので率直に書くが、家庭内のごたごたで色々心がさびついていたので、本当に最初に関空に一人で着いた時にはわんわん泣いた。

それを見て、どうやら私を迷ったほかのアジアの人だと思ったらしい関空のスタッフの方が英語で声をかけてくださったのだ。

「大丈夫ですか?何かご案内できますか?」

私は思わず、その人の手を握って泣いた。なんてやさしい国なんだろうと思った。日本の地を踏んでようやくすべての力が抜けたようだ、しばらく立ち尽くしながら流れるアナウンスの丁寧さや、活気ある人々、懐かしい香りの中でボーとしていた。

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★日本の友人から送料2万円越えの救援物資が届いたときには腰が抜けました。

大阪にもゆっくりしたかったのだが、すぐに名古屋へ向かいたかった。
懐かしい友人にあいたかった。懐かしい町に会いたかった。

バスのチケットを買おうとするのだが、機械がハイテク過ぎてわからない。情けないが本当に分からない。
じっくり読まなければ分からないのだ。後ろには人がまっている、焦る。

「はい、名古屋だね、ここにね、お金をね、はいっ。」

私よりずっと年上のお父さんが助けてくださった。

バスの乗り場で待っていると、私の重たいスーツケースを係りの人がバスに積み込んでくださるのだ。私よりずっとずっと、お年を召された方なのだ。

「重いから自分でやります。」
「いいんですよ、乗ってくださいね。やっておきますからね。」

軽々といとも簡単に、笑顔でスーツケースを扱う。そして、とても機敏なのだ。そこには「やってやる」というエゴも、「やらされている」という疲れも微塵も感じさせない強さがあって、私はたまげてしまった。

日本にいたころはこれが普通の光景で、普通のことであったに違いないのだが、私は思わず感動して深く頭を下げたくなった。本当に感動してしまった。

そしてバスが出発する際にもたまげた。

運転手さんが「ありがとうございます」というのだ。

こっちがありがとうなのではとびっくりしたのだが、乗車、降車の際に「ありがとうございます。」というのだ。

それに、まさかと思って時計を見ていたが、きっちり一秒の狂いもなく、本当に定刻道理に出発したので、思わず動画に収めてしまった。

そのあとのアナウンスで「場合によっては急ブレーキをかけることがございます。道路状況によっては遅延もございます。」と言うのだ。
当たり前なのだ、乗り物だ、完璧なロボットではないのだから、それを申し訳ございませんというアナウンスに私は本当にぶったまげた。もう、関空を出発して3分くらいで自分が原始時代から来たのではないかと疑うくらいにびっくりしてしまった。

ごみひとつない快適なシートに、ドリンクホルダーがあって、傘をかけるところがあって、カーテンがあって、テーブルすらあって、私はここで暮らせるのではと一瞬思ってしまった。

周りを見ると、みな当たり前のようにくつろいでいて、私はなんだか自分が遠くから来た異性人のようで物凄く恥ずかしくなった。そして、少しだけ寂しくなった。

すこしだけ、ほんの少しだけ、だが、窓から見る日本の景色は本当に美しく、私はそれを見てまた泣いた。
「急ブレーキをかけることもございます、ご了承ください。」とのアナウンスであったが、まったくバスはスムーズで私はそのままがーがー名古屋まで寝込んでしまったのだ。バスはきっかり、定刻に着いた。


ようやくマンスリーに到着し、夫に無事ついたことを報告しようと電話をかけると、

「・・・・南アで生まれてね、最初に日本に行った時に、こんなすばらしい国が世界にあるのかって心のそこから思ったんだ。ロンドンで暮らして不満はないよ、ありがたいと思っている。だけれどね、日本は特別なんだ。やっぱり、それが君の国なんだよ。君はそこから来て、イギリスでいっぱい苦労をしながらがんばってきた、今思えば何もかも日本においてきてどれだけ辛かったか、不便だったかと思う。

ゆっくりして、美味しいものを食べて、早く元気になってほしい。本当にごめん。」

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★イギリスも美しい国なんです。

携帯を持ちながらベランダの窓を開けた。鈴虫の声がまだ聞こえた。何年も聞いていなかった、懐かしい日本の残暑、夫にもきっと懐かしく、帰りたい風景があるに違いないとふと思った。

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★あの日からどれだけたっただろうね。また一緒に日本へ帰ろう、ゴードン。



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