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すっかりはまっています。

2010/10/27 Wed 13:32

私は元来、熱しやすく覚めやすい、典型的な「我が道を行く」嫌なやつである。
何かに熱中して、その良さを散々人に説き、皆を巻き込んでは、

「飽きちゃった、もうやめる。」

と、一抜けするのも非常に早い。

DSC06558.jpg
★ワタシはしつこくオタクを貫くんデス。秋葉原大好きデス。ヨドバシカメラのメンバーカードも持ってルンデス。

そんな迷惑な私、唯一続けてきたものは、ピアノだけであった。結婚生活すら続けられなかったのに、(初回)ピアノは3歳から続けてきた。

あれは、10歳のときだっただろうか、ピアノの先生が怖くて怖くて、レッスンに行くのが物凄くいやだった。ふとみれば、桜の木が公園にあるではないか。

よし、登って隠れよう。

そう思った単純な私、大きなその木に必死で登った。

うししし、これで、レッスンに行かなくてもいいや。

そう考えた単純でアホな私は、その大きな木から見下ろせる景色にうっとりとして、しばしトムソーヤ気分を味わっていたのだが。

DSC07779.jpg
★イギリスの落ち葉も美しいです。

しばらく時がたっただろうか、何やら物凄く下界が騒がしい。

「Mちゃん、レッスンにも来ないし、学校からもとっくに下校したそうですよ、何かあったんじゃないかしら。」

そろそろと下を見てみると、同じピアノ教室に通う友人のママが、慌ててそう話している。

「もしかして、誘拐とか・・・最近物騒だから。」

何やら話が段々大きくなり、そこに偶然、買い物帰りのうちのおかんが現れた。

「Mちゃん、どこにも見当たらないんですよ。大丈夫かしら。」

あまりにざわざわ皆が騒ぐので、うちのおかんもさすがに心配になったらしい。

木の上の私、降りるに降りれなくなってしまった。

「へへ、ピアノのレッスン行きたくなかったから、木の上に隠れていたのさ!びっくりした?」

こんな道化を演じようものなら、おかんの鉄拳どころじゃすまない。

そのうちにどんどん日は暮れて、お腹はすくわ、不安だわ、トイレには行きたいわ、わが身をのろってもすでに遅し、街の集会所であった公園には、警備団のような方々まで集合し、私の捜索をするといっているではないか。

私は、ここなの よー

ここ よー

心細くて、もう限界、そう思ったときに、枝をつかんでいた手に激痛が走った。

ぎゃーと叫びつつ手を見てみると、毛虫をつかんだらしい。「毛」様が、手に刺さっている。

そして、私は、泣きながら木から駆け下りた。

すみません、隠れていました、もうしません。

どうやって弁解したかは分からないが、おかんに首根っこをつかまれ、家にずるずる引っ張られ、
手の手当てを無言でしてもらったあと、「この、おばか!」と、お尻をぺんぺん叩かれた。

「もうしましぇん!!!」

涙声でそう叫ぶ私に、おかんは、

「なら、ピアノ続けるか!」

「うえええ 先生 怖いも・・」

「続けるか!!」

「(ひえー)はいーーー。」

そんなこんなで、30年以上続けてしまった。

根性があるとかないとかの問題ではなく、おかんとの約束だったからである。

一度のレッスンをさぼったために、物凄い付けを払うことになった。相当間抜けな私なのである。

DSC07714.jpg
★食パンやいてみました。

さて、ピアノ以外に興味を持つことが、お酒と料理くらいしかなかった私だが、ここの所パン作りにはまっている。

ブレッドメーカー、日本ではホームベーカリーと呼ばれているその代物、イギリスでは割とお安く買えるのだ。

ただ、色々な人のブログを拝見したところ、ほとんどの人が、

「こっちのものはうまく焼けないから、日本から持ってきました。」

との事。

分かっているのだ、そりゃあ日本のテクノロジーはすごい。きっと、すごいパンが焼けるのであろう。

でも、私のモットーは、現地調達主義である。イギリスに住んでいる以上、ここにしっかり足をつけた生活がしたい。日本に移住する予定があるのであれば、もちろん日本のものを買いたいが、今のところ本当にこの先どうなるか、全く分からない。

アマゾンUKで、あまり大きくなく、高くないものを適当に選んだ。イギリス製である。

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★アップルシナモンと、トフィーロール。

結論、全く問題ない、大満足。

最後までお任せでHBで焼く人には、物足りないのかもしれないが、私は一次発酵まで済ませてもらったら、あとは自分で手仕事で進めるつもりであった。だから、全く問題なし、毎日大活躍してくれている。

イギリスには「惣菜パン」というものがあまり出回っていないので、ゴードンが会社に持っていったところ、みなが目を丸くして、「すげーーーー!」と感動してくれたそうだ。

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★ええ、喜んでみんなに作ります。

私も懐かしい、ふわふわの食パンの味に、一瞬涙しそうになったが、ふとあることに気がついた。

日本のレシピで作ったパンは、リッチすぎて、それだけで主食になってしまうのだ。スープに合わせるとか、サンドイッチにするには、もっとシンプルでそっけないパンのほうが、素材の味わいが生きてよい。

朝のトーストには日本のふわふわパンは最高だが、ディナーのシチューには合わないらしい。

イギリスのパンをまずい、まずいという人がいるようだが、やっぱり、その土地で食べられるものには、きちんと理由があるのだなと、前回のブログとあわせて納得した次第である。

それでも、私はやっぱり、ふわふわパンに涙してしまう。おいしい。懐かしい。

今のところ、ゴードンが一番気に入っているのは、これである。

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★あら、なんだか不恰好な私。

手作りパンの手作りパニー二。

毎週末、これを楽しみにしているので、私も張り切って作る。

そして、夜には、余った生地でピザを作る。

私はシンプルなものが好きなのだが、ゴードンは「いや、乗せすぎだからね。」と言うほど具を乗せたいらしい。

DSC07788.jpg

昨日などは、勢いあまって、ハンバーガーまで作ってしまった。その際に、うっかり熱々のオーブントレイに触ってしまったため、「あぢーーーーーーー!!」と飛び上がって、どきどきしたものだが、ゴードンはシンクで指を冷やす私の背後から、

「いたい いたい とでけーーー! いたい いたい とでけー!」

と、微妙に間違った呪文を唱えていたのが、とても気になった。

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★2つも食べちゃったけれど、もう体重計捨てようかしら。

寒いイギリスの冬がやってくるけれど、家の中はしつこくパンを焼くよい香りで包まれて、なんだか幸せな毎日である。

私たちが炊き立てのご飯に幸せになるように、ゴードンには焼きたてのパンがたまらなく嬉しいようだ。

自分のほしいものばかり「米・米・魚。」と主張していたここ数年、どれだけ彼は私の望みをかなえようと、自分の事を我慢してきたか、改めて気づくことが多いこのごろ、これからは私がいっぱいパン焼くからね!

だから、もうしらたきは買ってこないで。いや、仕事の帰りに納豆を買ってきてくれるのは嬉しいんだけれど、なぜかしらたきも一緒に買ってくるのである。なんでしらたきなのだろう。全く分からない。

納豆としらたき、彼の中での日本とはそういうものなのか。

しらたきがどんどんたまっていく以外は、我が家は至って平和である。
こういう当たり前の小さな幸せが、ずっと続くとよい。続けていきたい。



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