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★味噌汁をこよなく愛す君、私のワカメ、消費が早いのは、誰のせいだ。

南アにも帰った。モロッコにも行った。プラハにも久々に行った。
どれも旅行記すら書いていないのは、ひたすら怠け者な私と、毎日「こうしてこうして」とうるさく、世話が焼けるこの人のせい↑

震災が起きた時、彼は日本語で速報が読めないことが、ものすごく悲しかったようだ。

自ら「みしま ぱちぱち 男爵 てつお。さま。」と名乗るほど、日本が好きな彼であるから、英語でのニュースが錯乱し、何が起こっているのか、真実は何なのか、自分の日本の友人や家族は無事なのか、大好きなお米の畑はどうなってしまったのか、私からの情報に頼るしかなく、とても情けなかったという。

毎日漢字ドリル(小学校2年生)、日本語のハリーポッターの本などでこつこつと勉強してはいるのだが、それだけでは「いかんですよ!」と奮起したらしい。

あんなにSNSが大嫌いで、フェイスブックすら持っていない彼、何を思ったか、日本語の勉強もかねて、TWITTERを始めた。

南アの妹もアカウントを持っているが、彼女にも気づかれず、ひたすら日本語のみで発信する、その名も、


「@danshakutetsuo(だんしゃくてつお)」

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★男爵、ピクニック中。

まず、一般人が勝手に男爵を名乗ってよいものか。

それから、アイフォンも含めて、設定言語をすべて日本語にするのはいかがなものか。

心配する私をすっかり無視して、本人は「ついついついー」などと、嬉しそうである。


さて、どうしても気になって、彼のTWEETを覗いてしまうのだが、本気で全部日本語でがんばっているのに驚いた。

驚き、感心して、そして、大笑いした。

一生懸命がんばっている人を笑ってはいけないと、学校で教わった気がするが、それでもやっぱり、ごめんなさい、面白いものは面白い、ぶぶぶぶぶぶ。

まず、自己紹介がすばらしい。

「わたしわ パチパチ だんしゃく てつお です。はじみまして!いまわ ロンドンで すみます、だけど にほんい すみたいんです。」

そしてロケーションは、

「げろ おんせん。」

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★いや、間違いなく、イギリスです。今年もブルーベル見に行ったよね?

そして、その語録がさらにおかしい、いや、面白い。
新語大賞でも取れるのではないかと、一瞬勝手に思った程である。

「はじみまして!どうぞ よろしくん!」

「いつも せきぐち チーム わ まけます!この よる まだ みましゅた。カレーうどん vs。黒いごま ラメん!これわ たべた ことが ありません!」(どっちの料理ショーではないか。なんて関口さんに失礼な。)

「しらんね!でも 新幹線わ だいすき!早!」

「もかい もの わ 日本わ すばらし です!」(通訳お願いします。)

「なずかし!すげよ! 二十四時かん 開きます!c c レモン!肉まんも!」(コンビニに興奮。)

「まま イギリス 電車わ ほんとうに むかつく!1時間 あそいふぇすよ!日本の 地下鉄を のりたいんです!」


毎日顔を引きつらせて、笑いが止まらない私であったが、先日モロッコのマラケシュに出かけた際は、彼一人留守番であったため、よほどすねていたのであろうか、

「はい、いたらしゃい!でも 私わ どこしん です。さあ」

と、TWITTER上で夫に独身宣言をされてしまった。

ワタシ どこしんね、と朝からずっとすねていたのは知っていたが、ここまでしつこく根に持っているとは思わず、空港に向かう途中で心配になり、思わず電話。

「遊びに来てくれるお友達いません、ゲーム一緒にやってくれるお友達もいません!映画を一緒に見る人もいません・・・。どこしんです、どこしん!!!」

う、なんだか罪悪感、かわいそう。

「今から駅前におともだち探しに行きます。」

「TWITTERでおともだち みつやります。」

そこまで寂しいのか、てつおよ、胸が痛くなってしまったが、4日後にロンドンに帰った私、玄関にムスーと出てきたてつおの手には、「PlayStation®Move」が二つ。あれ、一つしかもっていなかったのに?

「いま いそがし!」

そういって、階段をだだっと駆け上がっていった彼だったが、いや、確かに、二つPlayStation®Move、持ってたよね?

「おともだち みつやりません だから ひとりで あそぶ!」

部屋で、ど派手に2つのコントローラーでやけっぱちに遊ぶ君、そうだね、お友達、みんな日本にいるんだもんね。でもおかしい、ぶぶぶぶぶぶ。

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★妻は君を置いてモロッコへ。

だが、私のいない間に、お友達はちゃんと、TWITTERなどで彼の安否を気遣ってくれてたらしい。

「ごーちゃん元気?」

「てつおさん おはよー。」

優しいおともだちの皆さんに、きちんと無事であることを伝えなければと思った彼、

「きぃうわ しゃいんしょくどうから ひろんごはん たべました!リゾート です! ^_^ 」

一瞬、どこかのリゾートで豪華なランチをしているのかと不思議に思ったが、添付されていた写真をクリックして納得した。

てつおくん、それはリゾートではない、リゾットなのだよ・・・。

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★リゾットもいいけれど、クスクスも美味しかったですよ。

話は変わるが、私はロンドンで暮らして4年になるというのに、英語のレベルはゆるゆるゆるーとゆっくりカタツムリ並みに「なんとか」アップしている。

毎日の生活の中で、やたらに重たいポテトや牛乳、肉の塊を運んだり、停まってくれないバスに「ちょっと、まてー!!」と文句を言って追いかけたり、勝手に運休したり、遅れたりする電車、地下鉄に、「別ルートはそれならこっちだ!」と一人乗り換え案内みたいになったり、とにかく、とにかく、生きるのに情けなくも必死な4年間であったのである。

しかし、ゴードンだって、イギリス人ではないではないか。英語は話せても、遠い南アから海を渡って来た事実に変わりは無いのだ。それなのに、毎日勉強を欠かさず、彼の日本語は、この数年間でものすごく上達している。

私の英語とまったく違って!

そこには、彼の日本への強い憧れがある、一途に一筋に、本当に大好きなのである。

私は4年経って、ようやく、「イギリスもいいかも。」と思えるようになってきたのだが、彼の場合は、私とは気合が違う、「日本人 ワタシ」と、すでに名乗っているほど、大いに違う。

「ひちゅじごふん、めざましくん きょうの わんこ。(^_^)」

どこで覚えたのか、目覚ましテレビの台詞まで覚えた彼、今日もこう話す。

「日本に起きている問題のすべてを知ることはできないし、住んでみたらうまくいかないことだってあるかもしれない、日本のみんなが言うみたいに、いっぱい問題は山積みで、俺にはそれは見えていないと思うし、何もわかっていないと思う。

でも、日本にあこがれて、好きだと思うことは、俺の自然な気持ちで、今までに出会った人、見たこと、聞いたこと、全部含めて、やっぱり、そう思うんだからね!」

ちょっと興味があるくらいでは、ここまで必死に勉強はできない。
最初は「本当に?」と思っていた私だけれど、彼の数年間のがんばりを見て、心から思う。

君は、本当に、日本が好きなんだ。

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★「さくらだ!」って大騒ぎしていたけれど・・・アーモンドかもしれない、てつおくん・・。

ありがとうね、いつか一緒に、本物の桜を見ようね、みんなで見ようね!

みんなと一緒に、満開の桜の下で、いっぱいいっぱい笑える日を、イギリスで今日も夢見ている、私たち夫婦、今日も元気です!

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