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平らがいいのよ。

2011/07/17 Sun 13:18

この週末、夫は会社の仕事にかかりっきりである。

金曜日も午前2時に帰ってきた。

TWITTERで、

「うわ、いまわ タクーしで 家に 帰ります。いままで 仕事 いました。日本人 見たいんです。(^_^)」

と、深夜につぶやいていたが、そのころ、私は友人とパブで飲んだ挙句、グーグーとベッドで寝ていた。

かわいそうに思った日本の友人らが、「お疲れ様」と返信をしてくれていたのがありがたいが、夫が、

「日本人 みたいに 働いているんです。(憧れの日本人になれたかしら。)」

と、言いたかったのに対して、

「日本人 見たいんです。(^_^)」

と、思い切り、間違った漢字を使ってしまったおかげで、

「家に帰ったら、日本人見えるじゃん。」

(メールで)「何で日本人が見たいの?そんなに日本に帰りたいのか?」

と、突込みが数々届いていたのが素敵で、「だははははは」と大笑いしたひどい妻の私。

しかも、寝ていた私、うどんの香りで目が覚めた。

「いいにおい・・・・おなかがすいた!」

と、飛び起きたが、はて、なんでロンドンで、深夜にうどんの香り?と、なぜ気づかなかったのだろう。

「うどん!!!」と、キッチンに下りていくと、そこには、哀愁漂いながら、うどんをすする夫の姿があり驚いた。一瞬、自分のじいちゃんに似てるとすら思ってしまったが、夫は南ア人、じいちゃんは生粋の大正生まれの日本人である。

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★結婚記念日にはラムを焼いてみました。


「ただいま がん」

最近お気に入りの名古屋弁もどきでそういいながら、うどんをすする夫、きちんとゆず七味までかけている。君はいったい何者だ。っていうか、それ、私のうどん、私のゆず七味。

「もちゃん ねる がん」

酔っ払ってひっくり返っていた妻に、なんて優しい言葉だろう。寝ろと促しているのだが、まったく名古屋弁がなっていないので、いまいちありがたみがない。それより、うどんが食べたい。

さすがに疲れて帰ってきた夫の食べ物まで奪うのは気が引けたので、ふらふらベッドに戻ったが、深夜にうどんを作る南ア人、相当珍しいのではないか。

むしろ、チップスとか、サンドイッチとか、顔に見合ったものを、普通に食べてくれていたほうが、私は助かるのだ。
友人が持ってきてくれたり、送ってくれる貴重なうどんを、わざわざ食べてくれないでよいのだ。

「日本のご飯は美味しいでしょう!」

なんて、

いばって、色々連れ歩くんじゃなかった!

そういえば、京都でも、立ち食いうどん屋で、

「おかわり くだせえ」

って言っちゃったよね、どんな時代設定か、隣にいた私もひっくり返ったが、お店の人はもっと辛かったであろうに。

とにかく、一生懸命働いて、憧れの日本人のビジネスマンになりたいのだ。がんばれ、夫。

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★日本のご飯はやっぱり美味しいですよ。ロンドンで食べれるのに感謝だけど、居酒屋ご飯がうん万円するのに泣きました。誕生日くらいしかいけません。


今日は朝起きたら、外がものすごく明るかった。

ロンドンに住むようになって数年、天気の良い日は、「今日を逃してなるものか!」と、
妙に気合が入ってしまう。

日本で生まれ、育った私にとって、朝は寒いものの、明るい光が差しているということは当たり前だった。

それがいまや、日本から飛行機で10時間以上も離れたここで、本当の、冬の暗さというのを、初めて知った。

冬だけではない、ここでは一日の中で、めまぐるしく天気が変わるのだ。今だってそう、朝晴れていたと思って、シーツを引っ剥がして、洗濯にいそしんでいたら、「だだーーーーー」文字通り、だだーーーと、雨が降ってきた。

あわてて窓を閉めるが、家の中の窓を全部閉め終わったと思ったら、今度は晴れ間が覗く。


先週も、週末に夫がブライ(南アのBBQ)をやるというので、私はお肉を買出しに、夫は芝刈りにいそしんでいたのだが、お肉を買って戻ってきて、さあ!と火をつけたとたん、雨が降った。

「ああああああ、わたしの ひが かわいそう!」

がっくりうなだれ、相変わらず傘で炭火を守る彼であったが、さて、いったいこのブログでもその様子を何度お伝えしたことであろう。

傘を差して、炭火を守る、南ア人、最初は面白いと思っていたが、今では写真をとる気もないくらい、うちの庭の風景になじんでしまい、まったく面白くない。

一人で「まいにち まいにち ぼくらは てっぱんやき。」と、ぶつぶつ、どこかで聴いた歌を、微妙に間違って口ずさみながら、一人寂しく炭火を守る夫、ものすごい哀愁が漂っている。


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★プラハは肉肉でよかったですね。

たかが天気と侮っていたが、これが数年続いたある日、どっと疲れを感じた。
引っ越してきて1,2年は観光客気分で、変なハイテンションでいたのだが、「観光」が「暮らし」になっていった2年目くらいから、どっと落ち込んだ。

どこかへ出かけても必ず雨、雨雨雨、ピクニックに行っても、ついたとたんに雨、おしゃれをして出かけても、レストランにつくころには土砂降り、巻いた髪もぼさぼさ、カバンはべったべた。もともと雨女の私が、とんでもない国に来てしまったと、ワンワン泣きたい気分になった。

そしてそんな私をあざ笑うかのように、しれーと太陽が顔を出すのである。今もそう、今はちなみに、雨がやんでものすごく青空が広がっているのだ。ちなみに暇ついでに、どれだけ雨がやんだり振ったりしたのかを、朝から午後1時までの5時間くらい数えてみたが、28回であった。どんだけ暇なの、私。

一つうまくいかないことがあると、連鎖的にネガティブ思考が働いてしまうこともある。
今思えば些細なことだが、当時は本当に「もうだめだ!」と、ここでの生活に値を上げそうになった。

それが、ここのところ、どうやらトンネルを抜けたようなのである。
思えば前の結婚が終わったときも、「ああ、もう、私のこの苦しみ、一生終わらないのね!」などと
ぎゃーぎゃー騒いでいたものだが、いつの間にか、すっかり終わっていたではないか。

あせりは禁物と、小さなころから、ピアノの先生にも、母にも、さんざん言われてきたのだ。
すっかり忘れていた。
ちなみに、ピアノの恩師は、私に「アッチェレちゃん」というニックネームをつけた。音楽用語に「アッチェランド」(次第に速く)言葉があるが、そこからもじられ、「突っ走るタイプ」とお墨付きをもらっていたのだった、忘れていた。

ロンドンに文句を言いながら、そんな自分で自分を苦しめていたのではと、ふと思えるようになったのだ。

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★大好きな食べ物だって、探せばきちんとあったしね。

雨が悪いって誰が言ったのか?
雨が上がった後の植物の輝きを見たことがあるか?
傘はいったい、何のためにあるのだ?無用の長物か?

第一、どんなときでも止まない雨はないのだ。

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★たった今、また振り出しました。

先日、夫からメールが来た。
「電車が、また、大幅に遅れていて、駅で立ち往生してる。」

これも、毎日のことなのだが、その度に、「ふえー、やっぱり、一秒も違わずきちんと来る日本の電車、すごいね。」と、自国を褒め称えてにんまりできるようになったし、

「あああ、電車に乗り込んだら、おろされた!運転手がどっかにいっちゃったって。これでいったい、今週何回目だ!俺はクレームつけるぞおお!」

こういうメールにも、

「運転手がいないって・・・吉本新喜劇か?」

と、笑えるようになった。

自分が電車に乗り込んだ先日は、動き出したと思ったら、「ガタン。」といやーな音がして、電車が停まった。
そのまま15分放っておかれたが、ようやくアナウンスがあり、

「原因不明の怪しい物音が聞こえ、念のため電車を停止させました。」

そして、さらに10分後、

「電車のパワーが一時的に不足して、どうやら停止したようですが、願わくばこのまま再び停まらないように、祈ってください。」

と、ようやく動き出した。

祈りですか?怪しいのはどっちですか?パワーがないって何ですか?

一瞬そう突っ込みたくもなったが、最近の思考回路、「終わったことはどうでもいい。」、「過ぎたことはさっぱり気にしない。」が、ささっと働き、今までそのことすらすっかり忘れていた程だ。

人間やればできるではないか。

いや、みんながもう少し気にしたら、きっと、色々改善できるのだろう。
日本はきっと、そうやって、成長をしてきたんだ。

より良いサービス、より良い暮らし、そうやて、みんなが改善を重ねた結果、電車もきっちりオンタイムで来るのだろう。

そういう国からきた私だが、この国で毒を吐く資格はないのだ。
郷に入っては郷に従えで、この国の人がこれで良いのなら、私がぶーぶー文句を言っても仕方がない。

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★グランストンベリーのトールも、昔からここにあるんです。

平らに行こうではないか。平らで毎日、平和に暮らせればそれでいい。
そして、家庭が平和であるために、私が暗い顔をしていては、いけない。
「ロンドンハッピー」とか、そういうテンションは無理でも、平らに、毎日やるべきことを、淡々とやりつつ、その中に「はっ」とするような、何かを見つけていけたら。

平らだと思っているが、「はっ」とすることはいっぱいあるのである。私の場合、夫の笑顔であって、夫の喜ぶ無邪気な姿が、毎日、心にきらきらっと輝く瞬間である。

これからも守っていくのだ。




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