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のそーと生きる。

2011/08/27 Sat 10:34

ロンドンで暴動があった先月はじめ、私は家の中で、びくびくしながら一日を過ごした。

なぜなら、近所の人からの伝達で、「今晩のターゲットは、この近辺だそうよ。」

やめれ。真剣にやめれ。

夫はロンドン中心部で仕事、帰宅途中には、すでに大きな被害にあった町もある。
夫の帰宅時に何かあったらどうしよう。

近所のショッピングセンター、商店は、次々と早々に店じまいをし、分厚い木の板でバリケードをはったり、窓を補強したり。

笑えない状況になった。

どきどきする中、夫が早めに帰宅をしてきた。会社で、強制的に帰らされたという。

不安がる私に、彼がまじめな顔でこういった。


「さきゆび!さ き う び!さらさら です!」

さ・・・・さき?何ですと?


「さきゆびいいいいいい。(にっこり)」


相変わらず、読解不能。通訳不可能。


しかし、私が、彼の日本語に対して、「分からない」という顔をすると、夫はものすごく不機嫌になるので、
「へー、さきゆびね、さきゆび!!いやはや、最高!さきゆび!!いいね!しかも、さらさらなのね。」と、大変嘘っぱちなリアクションをするはめになる。

顔では笑い、心で泣きます、お母さん。(一句)

DSC00165_convert_20110912231750.jpg
★さきゆびって何ですか。

そんな道化の私に、夫は更に、

「・・・・すごく悩んでるんだけれど。」

暴動があって、余程こたえているのかと思いきや、

「バスの行き先に、ハムってあったんだよね。」

ん?

「チーズって言う街もあるのかなあ、(わくわく)あったらいいな(わくわく)。スゲイヨー。」

DSC01903_convert_20110912232632.jpg
★オランダに、エダムとか、ゴーダとか、あるよね。


あなたを心配して、待ちくたびれた妻は、全身の力が抜けてその場に倒れこみたくなりました。



「凄く心配したのに!それに、夜、この街がターゲットって言われてるよ?お店もぜーんぶ早くしまって、ゴーストタウンみたいだよ!!」

憤慨する私だったが、夫は「ハテナ?」という顔で私を見たかと思うと続けた。

「ありがとう、でも、何もなかったし、今は無事だし、何かあったらどうするか考えておく以外に、できることないよね。」

「とりあえず、きちんとご飯食べて、普段と何も変わらず、やることやらなきゃね。」


DSC00499_convert_20110912232042.jpg


生まれも、育った環境も、言葉も、何もかも違う私たち、喧嘩は日常茶飯事、文化や習慣の違いに唖然として、お互いにストレスをためることもいっぱいある。

それでも、お互いに、生まれた国を離れて、イギリスで生きているのだから、分かり合えることだって、たくさん、たくさんあるはずだし、私も彼に協力していかなければいけないというのに、


夫よ、よくぞ耐えてくれている。ありがとう。(涙)



正直、2年も日本に帰っていない私、ホームシックなのか、疲れなのか、元気が出ない今日この頃を送っているのだけれど、彼を見るたびに、私も毎日やることをやらなきゃと思う。

1週間に1度は夜中にいきなり誤作動を始めるセキュリティアラームや、いきなり爆発するオーブンのガラスに四苦八苦しながら、

彼がいなければ、私はとっくに、「あばよおおおお!」と飛行機に飛び乗っていたに違いない。

今回の暴動から1ヶ月たって、あんなに怖がったことすら忘れて、「あああ、冬に向かってるよ、またダークなダークな長い冬だよ。ぶーぶー。」と、文句ばかり言っている私がいるのだ。

普通に、平和に生きていること、それがどれだけ、大事なのか、私はいとも簡単に忘れてしまう。


住んでいる場所じゃない、今、自分、わたし、生きる。これなんだなと、反省しつつ、やっぱり、「秋刀魚や秋のきのこの香り。」を思い出して、泣きそうになる自分も、しょうがないじゃないか。


しょうがないんだもんね。許してやりたい。

モモグラモ、37歳でも、泣きべそたれつつ、未熟に毎日のそーと迷いつつ生きています。人間だもんね、そういうときがあっても、みんなも、わたしも、それでいいと思うな。


PS、みなさん。
年末に、日本に一時帰国することになりました。
夫、嬉しさのあまり、鼻血出しました。

PS2.みなさん。
以下、友人からのメールに、私爆笑しました。


(ゴードン)いつも以上に不明な日本語連発!
文章の単語が英文の並びになっとった。

「ひひみ どこで かいましたか?京都で? おぼえりましたね とき わたしたち 京都 いきました。」


荷物を送ってくれた友人に、夫が日本語で歓喜のメールを書いたらしい。
友人からこのメールを受けて、腹抱えて笑った自分も、また本当の自分だもんね。




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