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にほんが 好きすぎます。

2012/05/14 Mon 20:21

鼻歌を歌いながら「おかえり!」と、いつも元気に帰ってくる夫だが、その日はなんだか、やたら上機嫌であったのだ。

「にほんの てれびに インタビューされました、(えへん)」

鼻息も荒く、靴を脱ぎながら、誇らしげに話す彼、

どうやら、日本食材店で、妻から頼まれた「お豆腐、納豆」を買っていたところ、日本からロンドンに来ていたテレビのクルーに、「すみません」と。インタビューされたとの事。

「日本の食材について、あなたは現在、どう捉えていらっしゃいますか。」というような、内容であったらしいのだが、夫は、

「日本のごはんは、世界一おいしんですよ!」と、張り切って答えたという。

「むつかしいこと、わかりません、でも、奥さんは、日本人で、にほんのごはんが いつも こいしんです、納豆もお豆腐もたべたいんです。もし、まいにち、たべません、はい、すごく 怒ります!かんかん 怒ります!わたしも、うどん ありません、悲しいです。」

豪快に、そう、とんちんかんに、答えてきた模様。

111111.jpg
★え?かんかん?

なんだか、的があっていないこの答えに、はるばるロンドンまでいらっしゃって、夫にインタビューをしてしまった、日本のテレビクルーの方に申し訳なく思うのだが、

「すごく 怒ります!かんかん 怒ります!」は、

余計ではなかろうか。

しかも、お店の人に、日本語で、「こんいちは!」と話しかけた夫、

「いつも、ありがとうございますって、言ってもらいました。うれしんです。」

そりゃそうであろう、

お豆腐に納豆をしつこくリピートし、

なぜだか、必ず、しらたきも買ってくる君


いつだったか、どうしてもおなべに白滝を入れたくて、「しらたき、買ってきてね。」と、数年前に一度だけお願いしたのだが、

それ以来、かならず、

鍋でなくても「白滝」

お願いしなくても、「白滝」

しかも、一個だけ、必ず「白滝」

絶対に、買ってくるのだ。多分、ヌードルか何かだと、勘違いをしているのであろう。

それなので、お鍋をめったにしない我が家、誇らしげに買ってくる夫に、「いらない」と言えず、どんどん貯まって行く、その名も白滝貯金である。

111112.jpg
★「お豆腐、納豆、白滝の人」君の事だ。覚えてもらってよかったね。


そんな、日本が大すきなわが夫、てつお、ぱちぱち、みしま だんしゃく(血みどろ)であるが、最近、とても寒いのだ。

寒すぎて、ヒヤッとしたロンドンに、余計に隙間風が吹いてる。

朝が大の苦手の私だが、そんな妻に毎朝、夫は紅茶を入れてくれる。温かなミルクティーが冷める頃、「がばっ」と起き上がり、「あれ、どこにいるんだろう、てつおくんは。」と、寝ぼけながら、だらだらする妻、私のこと。

だが、たまに、かたんと、そのミルクティーを置く音で目が覚めることがある。ぼやーとしながら、夫を目で追うと、

「りんごりんごーりんごりんごりんごおおーー」

と、なにやらカクカク踊りながら呟いているのだ。

そのメロディー、まさしくブルーハーツ「リンダリンダ」。

あまりの寒さに、こっそり寝たふりを決め込む私。

またあるときは、

「なまむぎ なまごめ なまたまご!!!」

そう呟きながら、仕事から帰ってきた。

「なまむぎ!」

どこでそういうことを覚えるのか分からないのだが、TWITTERでも、

「なまむぎーーー!」とうるさい彼、友人らに、

「隣の客は」

「坊主が屏風に」

などと、さんざん構ってもらい、

「うははは。」と、嬉しそうであった。みんな、ありがとう。

先月などは、久々にローマを訪れ、日本人である私が、「いやー、おいしいものいっぱい食べたわあ。」と、大満足して帰ってきたというのに、

帰ってくるなり、(私の)「うどん」を夜中にゆでながら、


「ローマで食べたカルボナーラもおいしいけれど、やっぱり、うどんがほっとします。」と、

「あったまる」と、

なんだか、もう、何人なんだか、君。


せっかく、ローマ一番のカルボナーラといわれるお店を探して、予約した私、

無駄骨でしたよ!!

111.jpg
★ジェラート10個以上食べた君にもびっくりしたけれどね。どこまで甘党。


また、友人の誕生日だからと、カードを書けば、

photo (1)


「すげりし の ひ あります くだちい」

本人は、必死で、親切心で訳しいるのだが、

もはや、原形をとどめていない、日本語に、友人も余計に大混乱であろう。

必死で、イラストまで書いたのだが、

photo (2)
★(訳)ビールでお祝いする友人とぼくと私。

やばい、犯罪的に、やばい。

この才能、やばすぎる。

「学校のクラスで、先生に、君は絵画と音楽の専攻は、あきらめたほうが良いと、変更を勧められました!(えへん)」

先生、勇気を持って、正直に教えてくれてありがとう。
おかげで、立派に、あきらめて、ITへの道を開くことが出来ました。

こんな夫と私の元に、なんと、南アから両親が移住してきた。

なんて、突然の、話の展開かと、私も驚くが、徒歩5分のご近所に、いきなり、本当に、彼らは引っ越してきた。

18歳で南アを出てから、ずっと一人でやってきた夫なのだ、照れもあり、意地もあり、どうしてよいかも分からず、毎日、そわそわしているのだが、

それでも、もちろん、嬉しいに決まっている。

引っ越してきた翌週、張り切って手作りのスコーンと、クロテッドクリーム、ジャムを可愛らしくバスケットに入れて、

「おかさん、きにいってくれるかな」と、緊張しながら訪ねていったのだ。

私に作るときは、「まあまあ」のバターなのに、その時は、「うんとおいしい、フランスのバター」をたっぷり使って、何度も何度もオーブンを覗き込み、やけ具合も気にして、どきどきしながら、頑張った君。

1111113.jpg
★喜んでもらいたいものね。そうだよね。

みんなでスコーンをほうばりながら、世間話をしていたのだが、ふと、クリスマスの話になった。

「今年は、オーストリアにいるウォーレン(夫の弟)も、みんなも、イギリスに集合よ!いっぱい飾って、ケーキも焼いて、GAMMONも用意しなくちゃね、何年ぶりかしら、家族のクリスマス、楽しみだわ。」と、わくわくがとまらない義母に対して、

「え、わたし、にほんにいきます。ながい休みがあったら、日本に行く以外、やりたいことない。」

と、周りが凍る、爆弾発言をする夫。

空気、よんでくれ。頼む。

あんなに、緊張してスコーンを焼いたのに、

あほか!!!

どうして、そこだけ、正直すぎるんだ?

一気に青ざめて、泣きそうな義母、

「日本にマイボーイを取られた!」

いやいや。


あなたの息子が、勝手に、やっていることなんですが。

「ゴードン、お母さんとクリスマスを過ごしてから、日本で年越しすればいいじゃない!そうしようよ、ね。そうしよう!」

和を重んじる日本人の私、必死でそう説得を試みるが、

「いやだ。一日でもたくさん、日本で過ごしたい。休みがあるなら、日本に行く。」

義母、まさに、倒れる寸前、その横で黙々とスコーンを食べる、義父、妹よ、

ヘルプミー


「いや、いやよ!今年は絶対に、家族でクリスマスするんだから。ずっと、息子たちと、そうしたいって、ずっと思っていたんだから。うわーーん!!」

目に涙を浮かべて訴える義母、とんだ修羅場である。

結局、うやむやに、「帰る」と、むっつり彼らの元を去った夫であるが、帰り道に、

「スコーンは気に入ってくれたかなあ。」と言うので、

「そこじゃないんじゃああ!!」

と、いらいらっとする私。

「なんで、そんなに、日本がいいの?一度位、ミシェルとすごしてあげてもいいでしょう!」

そう怒り狂う私に、夫はポツリと、日本語で呟いた。


「わたしの もんだいは、にほんが すきすぎます。」

the(my) problem is

i love japan too much.


あまりにストレートなその言葉に、一瞬立ち尽くしてしまった。

嬉しいに決まってる、日本がすきすぎるって言われて、義母に罪悪感を感じながらも、嬉しくないわけが無いんだもん。だって、私の大すきな故郷だからね。

「おやすみ、あまり、ありません、だから、にほん いきたいんです。いちにち おそい できません。にほんは わたしの おうち です。にほんの おかさん おとさん いもうと ともだち みんな 私の たからもの。」

ぽつんと立ち止まりながら、そう呟く彼、

「南アの家族、ずっと遠いでした。でも、日本の家族、いつも、たすけてくれました。友達、南アにいません、日本が私の、おうちです。わたし、日本が、好きすぎます。それが もんだいです。」



115.jpg
★じいちゃんの野菜畑、きれいだったよね。君の好きなとうもろこしも夏にはできるんだよ。


長野であぜ道を歩いて、雪を見て感動して、お母さんにドーナツを買ってもらって、子供みたいにいっぱい吸収していた君は、18歳で一人、南アを出て、きっと、こうした美しい光景や、優しさに触れることがとても少なかったのだろうか。

さみしくて、不安で、しぼんだ枯れ木の君に、日本のみんなは優しく、いっぱい、お水をかけてくれたのかな。

きっと、そうなんだよね。

ようやく、息をして、生きる喜びや、温かさに触れて、日本が君の「おうち」になったこと、私も嬉しいけれどね、

でも、やっぱり、今年位は、クリスマスを一緒に、お母さんと過ごしてあげてほしい。人にもらった優しさや温かさ、今度は、人にもらってもらう嬉しさも、いっぱい味わってほしいな。

君が一人でぽつんと寂しかったとき、日本のみんなが、いっぱい助けてくれたようにさ。

ミシェルも、南アから離れて、初めてのクリスマスなんだからね、寂しいと思うな。

子供みたいに、クリスマスの話をする義母の顔を思い浮かべながら、そう話すと、

「い、や、だ!!いやだ!」」

ひーーーー

だ、だめだ。

こんなところだけ、とっても、南ア人だ。

ストレートすぎる。

感動のお話、心の通じ合うほっこり物語でブログを締めくくれるかと思ったが、みなさんにうそはつけない。

「いやだ!いやーーーだ。」

すみません、ということで、多分、日本に帰ります。

「もちんは いいからね!クリスマスしたいなら、ロンドンで どうぞ!でも、わたし、かえりますよ!いっぱい しょうちゅう のんで おすし たべて うどん 食べて、ともだちと おかさん おとさんと としこし しますよ!味噌煮込みも たべます!ゆずこしょうの やきとりも たべますよ!写真いっぱい おくりますよ!いいですか!」

ひーーー



いやだ、わたしも、それはいやだ。

私「いやだよ!何なら、君のお母さんだし、君が残れば」


「(oh hell no) いやだあああああ!!」

日本の皆さん、本当に、夫は、ここまで、日本が好きなようです。すきすぎるようです。

こんな夫に、どうか、今度は、「分かち合う喜び」を、教えてくださいませんか。

「日本が好き過ぎる」といいながらも、言動はきっちり「西欧的、個人主義」の夫に、次は厳しく、

「分かち合いの精神」を、教えてください。

すみません、もう、手に負えません。ここは、やっぱり、いつも助けてもらっている日本のみんなに、お知恵を拝借することに。

ということで、どうなるやら、グラム家の2012年。

楽しいメンバーも増えて、私たち、ここで、元気です。

みなさんも、どうか、お元気で。

ああああ、ほんとうに、どうしよう。クリスマス。



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